PF(5th)

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藤倉君と長峰さん

「柿崎真が学園に来ることがなかったという可能性の世界があったとして」
「あったとして?」
「その場合、学園祭の演劇でファントム役は藤倉君のままだったわけだ」
「そうですね」
「こ、これが藤倉ファントムか……」
「いやいやいやいや」
「あー、見たかったなあ。藤倉君の怪人ファントム」
「切り替え早いなあ! まあ、正直なところ人に見せられるレベルじゃなかったと思いますけど」
「僕個人としては演技の上手い下手は別として、怪人ファントムという役自体は藤倉君に似合うと思ってるけどね」
「え? そうですか?」
「欠けたモノがある故に狂おしいまでに純粋に愛を求める怪物だからね」
「……」
「まあ、原作版だとラウルの方も似合うかもしれないけど」
「オペラ座の怪人って原作とかあるんですか? 一つの決まった演目だと思ってましたよ」
「もとは小説だよ。世間一般で知られてるオペラ座の怪人よりロマンス要素は少なめでどちらかと言えばホラーに近かったりするし、第三の主人公と言うべきダロガがかなり重要な人物だったりもする。なかなか面白いから翻訳版でも探して読んでみるといいよ。――ところで藤倉君」
「なんですか?」
「僕が今回の演劇で一番見て見たかった藤倉君はラウルでもファントムでも無いんだけど、なんだと思う?」
「う~ん。ブケーとかですか?」
「いや、メグ・ジリー」
「勘弁してください」

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うまい! おもしろかったー!
最後の、「ブケーとかですか?」「いや、メグ・ジリー」「勘弁してください」の流れあたり、
キャラがよく出ていてすごく好きなのですが、やはり、
>「こ、これが藤倉ファントムか……」
ここのインパクトがすごすぎて。何度見てもここで笑ってしまう。
新刊がんばります! ありがとうございますー!
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