PF(5th)

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藤倉君と長峰さん

「僕がこういうことを言うのも変――いや、僕だからこそ言えるのかな? どうだろう? 藤倉君『目』というのはとても重要な器官なんだよ。なかなか普段は「見る」という機能に関して意識はしないから判り難いだろうけれどね。
 と言う訳でここで藤倉君に一つ質問してみよう。人は網膜で受け取った刺激を脳に伝え、脳で描いた像を『見て』いるわけなんだけど、この時脳はどれぐらいその像を補完していると思う?」
「また突拍子もない質問ですね……。とりあえず――不自然な問いかけにはそれなりの理由がある――って何度も言われてますし、ここは数パーセントって予想に反して半分ぐらいとか?」
「僕が言った事を実践してくれてるのは嬉しいね。でも、残念。正解は――9割以上、大部分が補完なんだよね」
「え!? そうなんですか?」
「目という器官が持つ、光の刺激を受けるという機能自体は、思っている以上に高くないのが事実だよ。けれど藤倉君も知ってのとおり、目を失ってしまうと像を補完することすら出来ないってのも純然たる事実だよね。このことから――脳が目を補完しているのではなく目が脳を補完しているってことが言えないかな?目は光という刺激以外にも情報を処理している。それが勘や予測の土台にもなっているんじゃないかと僕は思う。まあこれは、証明されたような理論でも何でもないし、僕自身が勝手に思っているだけだけど。でも、例えば、藤倉君が僕みたいに片目を失ったとき、藤倉君の『能力』の制御はかなり苦労することになると僕は思う」
「…………」
「まあ僕が何を言いたいかというと――もし僕と藤倉君が歩いていてパンチラを見たとき、僕と藤倉君では違うパンツを見ている可能性もあるってことだね」
「真面目な話からいきなり!?」
「僕には縞々に見えたものが、藤倉君には黒のレースに見える」
「さっきまでの比較的シリアスな雰囲気は何処へ!?」
「ちょっと喋るのも飽きてきたしね。口も疲れたし――そうだ、藤倉君。女装でもしてチラリズム発揮してみない?」
「やりませんよ!」

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この完成度……! きさま、書き慣れてるな!
このSSのすごいとこはですね、長峰さんはしましまパンツが好きで、藤倉君は黒のレースが好きという、性癖をしっかりおさえてきたところですね。
すごい! おもしろいっ!
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