PF(5th)

藤倉君と長峰さん

「藤倉君は海派? 山派?」
「んー、正直あんまり考えたことが……」
「どちらかと言えば?」
「海はあんまり行かないですね。かといって山に行く訳でも無いですけど」
「じゃあ山」
「……行こうってことですか?」
「僕が魚を釣り、藤倉君が魚をさばく」
「別に構いませんけど、両方一緒にやりましょうよ」
「ん? 何かな?」
「一緒にやったほうが楽しいと思いますよ」
「……藤倉君が、『一緒にやらないか』と僕の竿を熱い視線で」
「ちょっと待った待った!」
「山となると、クマが出てくる可能性もあるかな?」
「切り替え早いなあもう!」
「『山を汚す人間どもめ……!』『待ってくれ! ちゃんと掃除はするから!』『人間こそが、自然界のゴミなのだ……!』『掃除はするから!』『終わらない自然破壊、止まらない地球温暖化、止むことの無い民族紛争……!』『掃除はするから!』」
「すごいディスコミュニケーション」
「まあクマ対ヒトだからね。クマったものだよね」
「……」
「……」
「なに赤くなってるんですか」
「さすがにこれはしまったなと」
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